みよし歯科クリニック

東京都墨田区東向島3丁目30-7
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みよし歯科クリニック

小児

Pediatric dentistry

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小児歯科Pediatric dentistry

当院での虫歯予防・治療

3歳までのお子様

子供の乳歯は生後6か月ごろから生え始め、2歳6か月ぐらいにはすべての乳歯が生えそろいます。この時期は虫歯になりにくい時期ではありますが、食生活の状況や歯の生え方によっては虫歯になってしまう場合があります。また、お口の中を見る事で早期に発見できる病気もありますので、1歳6か月健診を過ぎたら定期的な受診を推奨しております。

1.保護者の方への栄養指導、
ブラッシング指導

子供の虫歯の一番の原因は食生活です。卒乳のタイミングはいつがいいか、どのような食べ物、食べ方が虫歯になりやすいか等ご説明させていただきます。
また、その子にあったブラッシングの方法等を説明させていただきます。

2.お口の中のチェックと
フッ素塗布

お口の中に虫歯がないか、生え方は問題ないか、上唇小帯等の軟組織に異常がないか等のチェックをし、フッ素塗布をいたします。

3.虫歯があった場合の治療法

口を開け続ける事が難しい年齢のため、虫歯を削って治療する事はあまりしません。フッ素塗布で経過を見ますが、歯に穴があいて虫歯になりやすい状況になっている場合は手用器具で虫歯を除去し、フッ素徐放性のあるセメントを充填します。セメントは脱落しやすいため、2~3か月毎に来院していただき経過を見ます。

※この時期の一番の虫歯の原因は食生活等の生活環境です。まずは虫歯になりにくい環境を作る事が大切です。

3歳からのお子様

3歳になると全ての乳歯が生えそろい、6歳頃には乳歯が抜け永久歯が生えはじめる混合歯列期となります。虫歯になるリスクが急激に高まるのと、将来の噛み合わせや歯並びにも影響が出てくる時期です。定期的な検診は様々な病気の早期発見につながるため3~4か月ごとの検診が推奨されます。

1.保護者の方、お子様への
ブラッシング方法の説明

この時期になると歯と歯の間に虫歯ができやすくなるため、デンタルフロスの使用が必須です。保護者の方にフロスの使い方を指導させていただきます。

※大体のお子さんは高校生になると忙しくなり歯医者に行く頻度が減ってしまいます。虫歯は軽度だと痛みがなく穴が開かないため、高校生活の終わりや大学生、社会人になってから歯科にかかると虫歯が多く見つかる事例がよくみられます。中学生までにデンタルフロスを併用した丁寧なブラッシングが一人でできるようになっている事がとても重要です。

2.お口の中のチェック

虫歯のチェックだけではなく噛み合わせや歯並びのチェックもおこないます。6歳からはレントゲン写真撮影もおこないます。レントゲン写真は歯並びを悪化させる過剰歯の有無や、後続永久歯の状況等の確認をおこないます。

※過剰歯は正常に生えようとする永久歯の邪魔をして歯並びの悪化の原因となります。早期抜歯が必要な歯です。また、最近では生え変わる永久歯が生まれつき無い場合もあります。そのような場合は乳歯を大人になってからも使う必要があるため、早期に発見し、乳歯を保つためのメンテナンスをおこなう必要があります。

※噛み合わせや歯並びのチェックを早期にしておくことは後の歯並びに大きな影響をもたらします。当院では矯正専門の歯科医と連携を取りながら正確な診断をおこなっております。

当院では拡大装置を使用する小児Ⅰ期矯正治療を推奨しておりません。本格的な矯正は永久歯列期となる12歳頃からのⅡ期矯正治療からとなります。

3.フッ素塗布、予防処置

メンテナンス毎に高濃度フッ素を塗布します。また、磨きづらい奥歯の溝にはシーラントという予防処置をおこなっていきます。

※シーラントとはフッ素が配合されている充填材です。歯には虫歯の好発部位である裂溝という溝があり、溝の深さは個人差があります。どんなにブラッシングを丁寧にしても溝が深いと虫歯になりやすいため、シーラントを充填する事で虫歯の予防につながります。シーラントは歯に完全にくっつけないため歯ブラシや普段の食事で削れていきます。ですが歯ブラシが届かない溝の部分には残りますので安心してください。

4.虫歯があった場合の
治療方法

虫歯が小さい場合
虫歯を手用器具や切削器具で除去し、白い樹脂(レジン)にて充填していきます。
治療を怖がってしまう場合には無理な治療はせず、ブラッシング指導やフッ素塗布で定期的に経過をみていきます。

虫歯が大きい場合
場合により麻酔を使用し、虫歯を除去後、白い樹脂(レジン)や型を取り小さな金属の詰め物(インレー)にて治療していきます。

※大きい虫歯は放置すると食べ物がはさまり進行していくため、治療を怖がり難しい場合は虫歯で穴が開いた部分にフッ素を徐放するセメントを充填し定期的に経過を見ます。治療ができる年齢になったときに本格的な治療をしていきます。

※当院では強い痛みがある等の緊急時を除き、押さえつけての無理な治療は行いません。そのため場合により治療が終わるまで日数がかかる場合があります。

※また、以下の場合は大学病院を紹介させていただく場合があります。

  • 虫歯があるが治療を怖がり全くお口をあけてくれない場合
  • 虫歯が進行するスピードが速く、治療が追い付かない場合
  • 虫歯が進行しすぎていて食べる事が難しくなっている場合

小児歯科

乳歯の虫歯も治療が
必要です

乳歯だからといって虫歯になっても問題ないと考えることは、大変危険なことです。乳歯には丈夫な永久歯が生えるための準備するための役割があったり、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。その他にも、あごの骨の成長や知能の発達、正常な咬み合わせにも影響を及ぼしています。

さらに、虫歯は感染症であるため、虫歯がある状態で抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくると、永久歯が虫歯になるリスクは高まります。

生えたての歯はとてもデリケートです

生えたての永久歯は、乳歯と永久歯が混在することで歯並びがでこぼこしてしまう傾向にあり、表面が粗く汚れが付きやすかったり、抵抗力が低い状態です。つまり、虫歯になりやすいデリケートな時期ということです。

また、永久歯がなかなか生えてこなかったり、乳歯が抜けないなどこの時期のトラブルはつきものです。お子様の歯に異常を感じたら、お早めにご相談ください。

虫歯に
なりにくい口へPediatric dentistry

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、虫歯菌はいないと言われています。では、なぜ虫歯になるのでしょうか?

虫歯は感染症です。つまり、お口のスキンシップなどを通して周囲の大人の方からお子様のお口に虫歯菌がうつり、虫歯に感染してしまうのです。

虫歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間です。
この生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、お子様と同じ箸やスプーンを共有しない、咬み与えをしない等、お口のスキンシップを控えることで、成長した時の虫歯の本数を少なくすることができます。

また、24才(またはその前後)を過ぎると、新しくできる虫歯の本数はとても少なくなります。お子様への虫歯菌の感染に十分注意しながら、成人まで虫歯のない健康な歯を維持することができた場合、一生、虫歯のない健康な歯でいられる可能性が高いということが言えます。