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「6歳臼歯」ってご存じですか?
画像の〇部分の位置に生える
「第一大臼歯」です。
これは
5,6歳頃に生え始める初めての永久歯です。
乳歯の奥歯の一番後ろに生えてきます!
実はとてもとても大事な役割をする歯なので
詳しくご説明しますね♪
生える時期は個人差
「6歳なのに6歳臼歯が生えてこない…💦」
というお子様もいるかもしれません。
安心してください。
7歳に生えてくる子もいます。(笑)
平均時期より遅い場合でも
成長に個人差がありますので
気になる場合はご相談下さい🍀
6歳臼歯の役割
①かみ砕く力が強い
永久歯の中で最もかみ砕く力が
強い歯です!
食事をしていて
固いものを噛んだり、すりつぶしたり。
とても重要な役割をしています。
②消化を助ける
よく噛めてすりつぶせるので
唾液がよくでて消化を助け、
口の中も自浄作用が働きやすくなります✨
③成長を助ける
奥歯でしっかり噛む=顔の筋肉や
顎の骨がよく動くので
身体の成長を助けます。
④実は歯並びを決める基本の歯
6歳臼歯の位置が基本となり
その後の永久歯の位置が決まります。
将来の歯並びやかみ合わせにとても
重要な歯です!
注意したいこと
★生え始めが危ない
6歳臼歯がしっかり生えるまでに
なんと1年近くかかります…!
そして生えている途中に
歯肉炎や虫歯になってしまうお子様が
とても多くいらっしゃいます💦
なんでも一人でできるようになる年なので
歯磨きも1人でやらせてしまいがちですが
この時期は特に念入りな仕上げ磨きが
重要になります!
写真のように背の低い6歳臼歯が
みえてきたら、歯ブラシを真横にして
丁寧に磨いてあげましょう。
★歯科医院で練習
定期検診で6歳臼歯を見つけた際にこちらが
お伝えすると、その時初めて知る親御さんも
多くいらっしゃいます。
仕上げ磨きも重要ですが
お子様本人にもできるように
歯科衛生士と一緒に歯ブラシの仕方を
練習します♪
そして、6歳臼歯だけではなく
他の歯の磨き方やフロスの正しいやり方など
3,4か月の定期検診ごとに
少しづつマスターしてもらい、
仕上げ磨きをやらなくなる頃には
『歯磨きマスター』に!を目標として
その子にあった歯ブラシ方法を私たちも
日々提案し、指導しています。
★予防も大事
歯磨きももちろん大事ですが
歯医者でできる予防方法として
「フッ素塗布」と「シーラント」という
方法があります✨
(シーラントについてはこちら)
これらの予防処置をすることで
歯を強くし、虫歯から守ります。
定期検診の際にフッ素はしますし、
虫歯リスクが高いと判断すれば
シーラントの提案もこちらからしますので、
定期的な受診がおすすめです!
以上、6歳臼歯についてでした。
一番初めに生える永久歯なので
抜けたら生え変わりません💦
ぜひ虫歯から守ってあげて下さい。
最後まで見て下さり
ありがとうございました。
歯科衛生士 柳原