ブログ
Blog
Blog
親知らずとは?
大臼歯(大人の奥歯)の中で
一番後ろに生える歯のことをいい
別名【第三大臼歯】ともいいます。
親知らずが
・痛い、腫れている
・出血がある
・生え方がおかしい
など悩んでいらっしゃる方向けに
お伝えします!
親知らずの生え方
まずお口の中を鏡で見て
大臼歯は何本ありますか?
親知らずが見えていますでしょうか?
・しっかり見える
・半分だけ見える
・全く見えない
このような場合に別れていることが
多いです。
しっかり見える
上下ともしっかりまっすぐ生えている場合は
固いものもしっかり噛んで食事し
顎が丈夫な証拠でもあります✨
食事の際も噛む役割を果たしているので
虫歯にならないように
しっかり歯磨き・フロスしてください♪
少し傾いて生えている場合は
注意が必要です…!
半分だけ見える
図のように歯茎に隠れて
半分だけ顔を出している状態の方は
非常にケアが難しくなります。
顎の骨格が小さく、
まっすぐ生えるスペースがないため
「手前の歯に引っかかって生えてこない」
というケースが多いです。
この場合は汚れが溜まりやすい環境になり
虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
「親知らずが痛い」と
急患でくる患者さまは
このケースが多くみられます…!
厄介なのは
一度腫れて炎症を起こすと、
治しても腫れを繰り返してしまうことです💦
これは物理的に歯ブラシが届かない
箇所があるため、必然的に汚れが溜まって
しまうのが原因です。
このような場合は一度
レントゲン撮影し、状態を確認して
どのような治療法があるか
歯科で相談をおすすめします!
全く見えない
図のように
歯茎に埋まっていてる場合もあります。
これは目で見えないため歯科健診などで
レントゲン撮影した際に分かります。
この場合も様子をみていいケースなのか
虫歯のリスクがあるケースなのか
定期的にチェックがおすすめです。
注意すること
①虫歯
親知らずの生え方によっては
図のように虫歯になってしまう事が
あります…!
これは親知らずだけではなく、
手前の第二大臼歯も虫歯になるケースです💦
歯の歯根部分は虫歯治療が困難なため
最悪の場合、抜歯になってしまうことも…!
まっすぐ生えていても
歯磨きが適切でない場合は
虫歯になることがありますので
検診等で定期的にチェックしましょう。
②歯肉炎・歯周病
汚れが溜まりやすい状態は
歯肉炎・歯周病の原因になります。
長い間放置してしまうと
細菌繁殖し、手前の歯にまで
影響することがありますので
歯科に相談・定期的なクリーニングが
必要です…!
③歯並び
親知らずは平均で
17歳~21歳のうちに生えてきます。
その過程で斜めに生えてくる場合、
手前の大臼歯を押して
前歯の歯並びが悪くなることがあります。
「昔、前歯がキレイに並んでいたのに
気づいたらガタガタしてきた」
と相談にくる患者様を今まで
何人もみてきました。
また、小さい頃に小児矯正していたのに
そのあと親知らずが生えてきて
前歯の後戻りが発生…ということも
ありますのでこの場合も
「矯正をしたから終わり」ではなく
定期検診を受け、適切な時期に
治療していくことをおすすめします。
以上、親知らずについてでした!
最後まで読んで下さり
ありがとうございました。
歯科衛生士 柳原