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こんにちは。
本日は注意したい「飲み物」について
ご説明したいと思います。
昔、理科の授業で習った
「酸性・中性・アルカリ性」を
覚えていますでしょうか?
これらは
物質を水に溶かした液の性質の名前です。
レモンや食酢など
酸っぱい味のするものは酸性、
お掃除で使うアルカリ電解水や
健康にいいと話題の水素水はアルカリ性。
酸性とアルカリ性の間の性質を
中性として14の目盛りで分けています。
過去の記事にもあげているとおり、
虫歯は「酸性」の状態が長時間続くと
歯が溶けだし虫歯に…!💦
主にどういったものが
酸性の飲み物なのか、また
気を付けておきたいポイントについて
ご紹介します✨
1、炭酸飲料
ザ・砂糖&酸性☆
特にコーラは酸性度が断トツ1位です💦
無糖の炭酸水も酸性ではあるので
歯が溶ける原因にはなります。
2、清涼飲料水
スポーツをしている方によくある
虫歯の原因。
特に部活などで運動部に入っていると
ポカリやアクエリが定番でしたよね!
(今はちがうかな?)
運動しながらだらだら飲みがちになるので
長時間、酸性の状態が続き
虫歯になりやすくなります。
3、お酒
酎ハイや米・麦から
作られている日本酒やビールなども
虫歯の原因になります。
特に酸性が強いお酒の種類として
「レモン酎ハイ」や「赤ワイン」が
あげられます。
昔、担当していた患者様で
定期検診の度に
虫歯が見つかる方がいらっしゃいました。
歯ブラシはとても上手ですし、
甘いものは嫌いとのことで
なにが原因なんだろう…と
お話を伺っていると、
お酒が大好きで毎日赤ワイン1本😲
飲みすぎた日にはそのまま
寝てしまうとのことでした。
当時はまだ新人だったので
すぐに原因に気づけず
とても申し訳ない気持ちに…。
お酒は長い時間をかけて
飲んでしまうことが多いので
間に水を飲んで口腔内を中性に戻すよう
心がけてみてください!
4、ジュース
ほとんどの製品に
砂糖が使用されているので
だらだら飲むのは危険です…!
特に柑橘系のジュース
(オレンジジュースやレモンジュース)は
酸性が強いので虫歯リスクが高くなります。
最後に
こちらの表が飲み物のph表になります。
酸性:1~6.9
中性:7
アルカリ性:7~14
で分けられています。
歯が溶けだすph値は5.5を
下回るときです…!
ちなみに胃液はph2.0なので
コーラとほぼ同じ数値になります。💦
子供の頃、親に
「コーラ飲んだら骨溶けちゃうよ~」と
謎の脅しを受けていました(笑)が、
あながち間違えでもないな~と
思いました^^;
上記のものを毎日摂っているのに
虫歯にならないのは
唾液が40分かけて酸性→中性に
もどしているからです。
唾液には「ph緩衝作用」という
性質があります。
飲食により、酸性に傾いたお口の中を
中和させて虫歯を防ぐ作用です。
この作用が追い付かなくなると
歯が溶けだし、虫歯になっていきます。
・長時間摂取しない
・間に水やお茶を飲み、中和させる。
・飲食は最低でも1時間は間隔を開ける。
・寝る前に歯ブラシをする
・定期検診を受ける
こちらがポイントです♪
虫歯になりやすい方は生活習慣で
当てはまるものはないか
チェックされてみてください。
痛みは感じなくても
虫歯になっていることがあります…!
痛みがない虫歯であれば
短期間で済む治療になることが多く、
歯の寿命も長持ちさせることが
できるので、ぜひ症状がなくても
虫歯のチェックにはいらしてください。^^
長くなりましたが
「注意したい飲み物」についてでした。
最後まで見て下さり
ありがとうございました!
歯科衛生士 柳原