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こんにちは!
お子様の虫歯予防の手段として
「シーラント」という処置があります。
シーラントとは
主に
・乳歯の奥歯
・6歳臼歯(第一大臼歯)
の歯の溝に歯科材料の樹脂を
埋め込む治療法です✨
乳歯列はだいたい3歳頃に完成します。
乳歯の特徴は
・永久歯と比べて歯質が柔らかい
・奥歯の溝が深く食べかすが詰まりやすい
食生活や歯ブラシの磨き方にもよりますが
永久歯よりも虫歯になるリスクが高いです!
奥歯にシーラントを埋め込むことによって
食べかすの侵入を防ぐ
↓
磨きやすい環境になる
↓
虫歯菌を繁殖させない
というメリットがあります。
治療方法
シーラントは
麻酔や歯を削ることがないので
治療は歯科衛生士で行っています😊
①専用ブラシで磨き、食べかすを除去。
②歯の溝に下処理の薬剤を塗る
③下処理した薬剤を水洗する
④シーラントを詰める
⑤光照射で固める
治療はこのような流れで行います。
1本あたり5~10分程度で終わりますが
水洗したり、風をかけて乾燥したりするので
1人で座って治療ができる年齢から
推奨しています。
早い子は3、4歳でできる子もいますが
必ず行わなければいけない治療ではないので
・虫歯のリスクが高い子
・奥歯に磨き残しが多い子
など、必要そうな場合はこちらから
お声がけさせていただいています^^
(もちろん、予防のために患者様から
希望される方もいらっしゃいます!)
デメリット
ここからはシーラント治療の
デメリットについてです。
虫歯治療で詰めていたものが
欠けてしまうように、
シーラントも欠けてしまうことがあります。
歯ブラシや食事で
摩擦による劣化が生じてしまうためです。
この時に
欠けたままにしてしまうと
そこから食べかすが入ってしまい
気づいたら虫歯になっていた…という
ケースにもなりかねません。
ですので
時期になりましたら
定期検診を受診してください✨
その時にシーラントの状態も
チェックしますが、
仕上げ磨きの際などに気づかれた場合は
詰めなおしに来ていただくことも可能です!
欠けるリスクはありますが
大人になっても残っている方もいます^^
奥歯の歯ブラシで届きづらい溝が
守られ、虫歯予防になりますので
治療することはおすすめです♪
以上、シーラントについてでした。
最後まで見て下さり
ありがとうございました。
歯科衛生士 柳原